運動遊びフォーラム in とよおか
2014年11月10日
11月8日の土曜日、朝6時に松山を出発して、兵庫県豊岡市で行なわれた「運動遊びフォーラムinとよおか」に行って来ました。
講演1、柳澤弘樹先生の「脳科学から学力向上のポイントを考える」は、運動することと脳の発達の関係を具体的に説明していただき、その重要さを再認識いたしました。
講演2、門田卓史氏(プロジェクトアドベンチャージャパン)の「子どもが夢中で手を挙げる学級づくりと子どもへの働きかけのポイント」は、解らない事が解らないと言えるクラスの雰囲気づくり、みんなで認め合える周囲の反応が大切であり、クラスの事を自分達でどうするか考えて行動できるようになるとベストであると話されました。
その後、豊岡市で柳沢運動プログラムを中心になって取り組んできた、豊岡市教育委員会の仲義 健さんより「豊岡市版小学校体育準備運動の実践とそのポイント」についてのお話がありました。
幼児期の運動遊びを経験した子どもたちの小学校での体力テストの結果が、そうでない子どもたちに比べて、16種目中12種目で上回っており、はっきりと成果がでている、活動にメリハリがつき学力にも好影響が見られるなどの報告がありました。今後の課題として、幼・小、小学校低学年と高学年、小・中の3つの隙間を埋める為に、どうすればいいか、だそうです。
最後に柳澤弘樹先生と柳澤秋孝先生より、今までの取り組みに対する指導・助言があり、弘樹先生からは今後の研究の方向性についても発表があり、フォーラムは閉会となりました。
今回のフォーラムを参考に本園でも、より積極的に柳沢運動プログラムに取り組んでいきたいと思います。
園長 大澤孝次