春のさえずり
2015年2月20日
春の訪れとともに、毎年、幼稚園の北隣の住宅の庭で「めじろ」が鳴き始めます。お昼頃の決まった時間に決まった枝にとまります。うぐいす色で、目の周囲に白い輪のあるとてもきれいな、かわいらしい鳥です。
私が子どもの頃は、この習性を利用して鳥もちで「めじろ」を捕まえていましたが、現在は鳥獣保護法が適用され罰せられてしまいます。
先週の前半、二羽の「めじろ」が音楽教室の窓にぶつかって脳震盪を起こしてしまいました。運転手が見つけて、そっと手のひらで温めて、気がつくのを待ちました。一羽が先に正気に帰ると、飛び立とうとせず、もう一羽の横にじっと寄り添っていたそうです。しばらくしてもう一羽が気がつくと二羽いっしょに飛び立ち、中庭の上空を2周した後とどこかへ飛び去っていきました。
つがいか、兄弟か分かりませんが、鳥にも他をいたわる気持ちがあるのでしょうか。また、助けてくれた運転手への感謝の2周だったのでしょうか?
「めじろ」の行動を通して人間社会の在り方を考えさせられました。