八重の桜 最終回
2013年12月27日
NHK大河ドラマ「八重の桜」にまつわる話を一年間書いてきました。
ドラマの根底にあったのは、会津人としての生き方ではなかったかと思います。会津藩の藩校「日新館」で脈々と受け継がれてきた「什の掟」。徳川幕府に忠誠をつくすベースとなる教育でした。
これに対して、いつか時機がくれば徳川幕府を倒すのだという気概のもと行われてきたのが、薩摩の教育(郷中教育)であり、長州の教育(藩士に機あれば、決起の号令をかけることを毎年通達していた。)でした。
この相反する二つの力が、ペリーの浦賀来航を機に一挙に爆発したのが戊辰戦争だったのではないでしょうか。
改めて、教育の責任の重さと大切さを思い知らされる一年でした。