読みきかせだより(年中・年長) 74
2018年1月24日
(1/18、19活動記録より)
ゆっくりつかるおふろ、ぬくぬく毛布のおふとん、ひなたぼっこ・・・冬だからこそあたたかさを感じることって、結構あるように思います。
絵本「ゆげゆげゆげお」は、主人公あっくんが思いがけず出会ったゆげおばけ「ゆげお」と過ごすバスタイム。湯気いっぱいのお風呂場の空気感も伝わってくるようなあたたかい一作です。ゆげおは、体や髪を洗うのを手伝ってくれたり、湯船でだっこしてくれたり・・・。おばけときいて、一瞬顔を覆ったこどもたちも、すぐにっこり、安心した表情で見入ってくれました。
紙芝居「ふとんやまトンネル」は、絵本でも出版されていて、「知っとる!」という子も何人かいました。絵は、今治出身の長野ヒデ子さんです。おふとんにもぐって遊ぶのが大好きなケンちゃんが、ある夜、もぐってもぐって行き着いた先は・・・?。前出の「ゆげお」同様、夢か現実か、自分たちの日常でも、もしかしたら起きるかもしれないと思わせる展開が、こどもたちを惹きつけました。
普段のおふろに、おふとんに、こんなわくわくを感じられたら、毎日は、もっと楽しく、あったかくなりそうです。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈 大野裕香