読みきかせだより(年中・年長) 62
2017年6月21日
(6/14、15、16活動記録より)
梅雨らしからぬ天気が続いた6月中盤、雨の絵本はひとまずしまって、今週は、こちらもこれからの季節の風物詩、かみなりさんに活躍してもらうことにしました。
絵本「かみなりコゴロウ」は、かみなりの子コゴロウとのふれあい物語。実は、靴は揃えておこう、挨拶をきちんとしよう、など、基本的生活習慣を身につけられるように・・・との意図もある絵本なのですが、決しておしつけがましくなく、こどもたちは物語として、じゅうぶん楽しんでいました。なんといってもかわいく品よく描かれたかみなり坊やコゴロウが魅力的。絵はとよたかずひこさんです。
かみなりの楽しい歌遊びを挟んで、もうひとつ、絵本「いいからいいから」。シリーズの第一作目で、かみなりの親子が登場します。「いいからいいから」を繰り返すおおらかなおじいちゃんと孫のボク。最後、かみなりさんに返してもらったおへそをぺたっとつけあうところは、大笑いでした。
お帰りの前には紙芝居「みつけたみつけたあめのおと」。晴れなのに新しい傘をさしてでかけていく女の子が、様々な音に出会います。字で書いてあるままにその音を口に出してみても、今ひとつそれらしくならないので、多少変えて、伝わるよう意識しました。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈 大野裕香