読みきかせだより(年中・年長)
2025年2月12日
(2/5、7活動記録より)
今年もまた椿さんとともに寒くなるのだろうとは思っていましたが、予想を超える寒波がやってきました。南予の雪の様子をニュースで見た人もいて、車が止まっていたとか、道が真っ白だったとか、ひとしきり話しました。
絵本「おおさむこさむ」は、「こんな雪の日は雪ぼうずがでるから出かけない方がいいよ」というおばあちゃんの忠告からはじまります。それでもどうしても雪遊びにでかけたかったきつねのきっこと、いたちのちいとにい。途中でかわいい雪だるまと出会って一緒に楽しく遊んでいましたが、だんだん雲行きが怪しくなっていきます。実はこの雪だるまこそがおばあちゃんの言っていた雪ぼうず!だんだん本性を現してくる過程はスリル満点で、みんなも息をのんで見守りました。最後は「ふ~」とため息がもれたほどの緊張感。ほっとできてよかったです。雪遊び、自然は楽しいだけでなく怖さもあわせもっている、根底に畏怖の念を持っておくことは大切だなと改めて感じる一冊でもあります。
他にもお化けたちが大盛り上がりの紙芝居「おばけのゆきがっせん」や、秋に読んだことをみんなよく覚えていたたっくんとたぬきのシリーズの冬編「なかよしゆきだるま」など、今週の寒さとあわせて、めいっぱい楽しむことができました。
読みきかせ教室 年中・年長担当 二宮美奈