読みきかせだより(年中・年長)
2024年10月23日
(10/16、17、18活動記録より)
金木犀の香りをあちこちで感じるようになりました。ようやくです。空の色もくっきりとした青ではなくなり、様々な形の雲が浮かんでいて、秋を感じます。
「ちいさなくも」は変身しながら空を漂う雲の様子を描いた絵本です。エリック・カールならではの空と雲のシンプルであざやかな画面が感性を刺激します。小さかった雲が、最後には雲の役割をきちんと果たすところもいいです。絵本室への行き帰り、運動場側のルートを通って、みんなで空を眺め、どんな雲がうかんでいるか見つけあいました。ソフトクリーム、わに、ゾウ・・・絵本から発展し、とても楽しいひとときになりました。見上げた時に雲が空の大部分になっていた木曜班、「雨が降るんじゃない!?」との声があがりました。絵本で知ったことを早速日常につなげていて感心しました。
大型絵本で楽しんだ「にじいろのしまうま」の絵を描いたのはやなせたかしさん。こちらも色づかいがとても美しいですし、優しくて情にあつい物語も素敵です。見ている途中から、出てくる動物たちがアンパンマンに出てくる登場人物(動物)たちと似ていると気づいた班があり、動物たちが集まるシーンを再度みんなで見て、検証しました。こういった発展の仕方もおもしろいなと思いました。
読みきかせ教室 年中・年長担当 二宮美奈