読みきかせだより(年少)一年のまとめ
2024年3月13日
3月に入り、絵本室も少しずつ春に模様替えです。本棚に春の絵本が並ぶと、それだけで気持ちが明るくなります。
さて、今年度の年少読み聞かせ教室も、この度無事終了いたしました。保護者の皆様には、1年間ご協力いただき、本当にありがとうございました。
今年度の年少さんは、好奇心旺盛で活発な子が多かった印象です。「絵本が始まるよ」と言っても、周りのことが気になってなかなか集中してくれません。ところが、一旦興味を持って聞き始めると、不思議なことに、最後まで驚くほどの集中力を発揮します。最近は、読み終わった後に、「もう終わり?早すぎる!」「もう一回見たい!」という嬉しい言葉が頻繁に聞かれるようになりました。子どもたちのお話を聞く力、理解する力、想像して楽しむ力が育まれてきたことを実感できます。
最終日には、みんなで絵本室へ行きました。最初の1冊目は必ず恐竜図鑑を選ぶ子。絵本室を1周し面白そうな絵本をじっくり探す子。おばけが出てくる絵本が好きな子。本の選び方にも一人一人個性が光っています。「お片づけの時間よ」と声をかけると、「もっと読みたかったのに」と残念そうな子どもたち。絵本に関心を持ち、自分の力で読みたい絵本を見つけられるようになったことも、また大きな成長です。
最後に、1年間がんばった子どもたちへ、修了メダルをプレゼントしました。メダルをかけた姿が堂々としていて、とても誇らしげに見えました。「今日で読みきかせ、最後なんよね…」「年中さんでも、読みきかせに来るからね」等、心のこもった言葉をかけてくれた子どもたち。これからも、素直な心で生き生きと絵本を楽しんでくれることを願っています。