2024年2月29日

（2/16、21、22活動記録より）

みかん色の電車がすぐ側を走っている勝愛幼稚園。電車が大好きな人も多く、電車の柄のバッグをみせてくれたり、新幹線の種類を教えてくれたり、５才にして既にこんなに夢中なものがあるっていいなぁと思わせてくれます。

間瀬なおかたさんの「でんしゃでいこうでんしゃでかえろう」は、山の駅を出発して海の駅に到着するまでの電車の様子が描かれています。トンネルをぬけるごとに一変する景色が本当にきれいですし、デデンドドン、デデドド･･･と、音が少しずつ変わっていくのも興味深いです。2002年に出版されてすっかり大人気の本ですが、大型絵本でみんなと一緒に見ていると、いろいろな発見を口にする人、音を真似て声が出始める人、本当に乗っている気分を想像しているのかからだが揺れてくる人、それぞれにとても楽しそうでした。間瀬さんの作品を、うみやまてつどうのシリーズからもう1冊続けて読むと、「さっきの鉄道や！」「さっきもきつねおったし！」と、みんなますます集中しました。少し長いおはなしなのでどうかなと思っていましたが、年中さんも最後までじっと見ていて、内容もよく理解していたように思います。今年度の積み重ねの成果、成長を感じます。

読みきかせ教室　年中・年長担当

二宮美奈