読みきかせだより(年中・年長)
2024年2月2日
(1/26、31、2/1活動記録より)
2月最初の週末は楽しみな「ゆうぎ会」ですが、その前にドキドキのイベント「豆まき」があります。みんな多くは語りませんがそれぞれに思うところはあるようです。
絵本「ちびっこちびおに」は、人間の町に行きたくなった鬼の子のおはなし。心配するお母さんに帽子をかぶせてもらい、服も着せてもらい、人間の子どもになりすまして、なんと幼稚園にこっそりまぎれこみます。幼稚園ということで、描かれる風景や遊びの様子が身近で、子どもたちはおはなしの世界にどんどんひき込まれてきました。ドキドキの展開には、思わず耳をふさいでうつむいたり、「ダメ!」と声が出たり、心がいきいき動いていることが伝わってきました。初版は1975年、今から半世紀近くも前に世に出たこの作品が、令和の子どもたちの心にもすっと寄り添っていることに、おはなしの持つ力を改めて感じます。文はあまんきみこさん、絵はこぐまちゃんシリーズでおなじみの若山憲さんです。
さぁ、子どもたちの今年の豆まきはどうだったでしょうか?次回、武勇伝をきかせてもらうことを楽しみにしています。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈