読みきかせだより(年中・年長) 12
2023年2月1日
(1/25、26、27活動記録より)
この冬一番の寒気の影響で松山でも雪が舞い、寒い寒い一週間でした。「プールがまだ凍っとる!」教室にはいるやいなや興奮気味に教えてくれる子どもたち。雪も氷もみんなにとってはわくわくの贈り物だったようです。
2月の節分を前にちょっとした心の準備にもなればと、毎年この時期に、鬼が登場するおはなしを届けています。怖さもあり、親しみやすさもあり、魅力的な鬼たちが、絵本の世界にもたくさんいるのです。子どもたちはタイトルにはいっている「鬼」という言葉の響きだけで早速ドキドキの表情、それでもおはなしには終始集中していて、関心の高さが感じられました。ゆうぎ会で鬼の役をするという子もいてひときわ真剣に見入る様子も。役作りに生かされたかもしれません(笑)。
お帰りの前にはまったく違うタイプのおはなしで、気分を変えました。月刊誌こどものとも年中向きの新刊「ひゃくえんだまどこへゆく?」男の子が落とした100円玉がいろいろな場所を巡って知らないうちにまた男の子のもとに戻ってきます。「みんながお年玉でもらった100円玉もいろんなところをまわってきたのかな?」なんて話しながらみんなでワイワイ楽しみました。経済はぐるぐるまわっている、ということを知る、ごくごくはじめの一歩になったかもしれません。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈