2022年6月24日

（6/17、22、23活動記録より）

雨が降ったかと思えばうだるような暑さ、この夏もお天気に振り回されそうな予感です。子どもたちにも体調の変化がないか、見逃さないようにと思っています。

絵本「だるまちゃんとかみなりちゃん」は、言わずと知れたかこさとしさんの代表作。だるまちゃんシリーズの２作目です。空から落ちてきたかみなりちゃんの大切なもの（浮き輪）を取ってあげようと頑張るだるまちゃん。うまくいかず困っていたところに大きなかみなりどんがやってきて一挙解決。お礼にと、だるまちゃんも一緒にかみなりの国に連れて行ってくれます。

前半のだるまちゃんとかみなりちゃんの表情や動き、後半のかみなりの国の遊び心たっぷりの描写がとても魅力的で、私も子どもの頃から大好きな絵本です。大型絵本で見たので、子どもたちはより細かなところまで観察できたのでしょう、「信号にも椅子にも、つのがある！」「プールがやぶれたからかみなりちゃんが落ちたんや！」等、次々発見してくれました。1968年、半世紀以上前に発表されたこの作品に描かれた未来都市が、今なお全く古くないこと、かこさんのすごさを改めて実感します。

他にも、紙芝居や歌遊び、ワークまで、今回はかみなりづくしで楽しみました。ワークでは、かみなり（稲妻）の線を力強くなぞり、時間が余った人は、色塗りにも積極的に取り組めました。

読みきかせ教室　年中・年長担当

二宮美奈