読みきかせだより(年中・年長) 16
2022年2月17日
(2/4、9、10活動記録より)
「椿祭りの頃が一番寒い」とよく言われますが今年もその通りになりました。ただ勝愛の保育室は日当たり抜群なので、晴れの日は真冬でもぽかぽかです。今は換気も欠かせませんので、陽射しがあたたかいとほっとします。
今回はおはなしも、‘おふろ’‘おふとん’など、ぬくぬくになれそうなものを集めて楽しみました。
中でも子どもたちが一番集中したのは、絵本「ゆげゆげゆげお」でした。ひとりでお風呂にはいることになった主人公あっくんが、おふろで‘ゆげおばけ’に出会うおはなしです。こわいのかな?と思いきや、洗うのを手伝ってくれたり、小さなゆげおばけをたくさん出して遊んでくれたり、優しくて楽しいおばけです。本当はちょっと不安だったに違いないあっくんも、そしてそのあっくんに気持ちを重ねていた子どもたちも、嬉しそうな、心ほぐれたような、いい表情になりました。
「ゆげお、ほんとにおるんかなぁ」とつぶやいてみると「ふたあけたらおった!」「おみそしるとかにもおる!」「うどんにも!」など、目撃情報が相次ぎました。おうちでのいろいろな場面で、ゆげおさがしをしてくれたら嬉しいです。おふろやごはんの時間が、子どもたちにとって、日々楽しみな、元気の源タイムであることを願います。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈