読みきかせだより(年中・年長) 15
2022年2月2日
(1/26活動記録より)
1月も最終週となり、子どもたちの中には、既に、2月はじめの一大イベント’節分’が気になっている子もいるようです。
絵本「おふくさん」は、ふくふくにこにこ顔で仲良く暮らすおふくさんたちのもとに、強面の鬼がやってきたことからはじまるおはなし。「いまから おまえたちを こわがらせてやるぞ!」という鬼さんですが、おふくさんたちはへっちゃら!怖がるどころか、どうやったら鬼を笑わせられるか、次々アイデアを繰り出し、実行します。
終盤、見開きいっぱいにずらりと並ぶおふくさんたちの顔、顔、顔。笑いをこらえる鬼の顔。更にヒートアップしたおふくさんたち渾身の笑わせ顔に、遂には鬼が大笑い!おふくさんたちも大笑い!そして、見ていた子どもたちも、みんなにこにこふくふく顔で笑っていて、あぁこの絵本を読んでよかったなと思いました。
思うようにならなくて、つらかったり、つまらなかったり、いらいらしたり・・・。今、子どもも大人も、そう感じることが多い日々だと思います。そんな時こそ、笑って笑って、心に忍び込んでくる鬼さえも笑わせて、進んで行けたらいいなと思います。
“笑う門には福来たる”たくさん笑える春になりますように。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈