読みきかせだより(年中・年長) 13
2022年1月19日
(1/12、13、14活動記録より)
読みきかせ教室の三学期が始まりました。ほぼひと月ぶりですが、子どもたちに緊張や戸惑いはなく、つい先週も会っていたような雰囲気でした。本当は、ひとりひとりと久しぶりに手を取り合って「今年もよろしくね!」と挨拶する時間をじっくりとりたかったのですが、新型コロナ感染状況を鑑み、控えた方がいいと判断しました。しばらくはかなり配慮が必要な状況となりそうです。気持ちはしっかり届くように、またひとりひとりの思いも受け止められるように、頑張りたいと思います。
プログラムは、今年の干支のとらが出てくる絵本や紙芝居、初日の出と動物たちとのやりとりが印象的なおはなしなど、新年のはじまりを改めて意識できるような構成にしていました。
「とらはえらい」は、五味太郎さんが描く愛らしいとらの表情と、奥の深いことばの繰り返しが、とても素敵な絵本です。子どもたちもそれぞれ共感しながら見ていることが伝わってきました。最後、とらが大泣きする場面があるのですが、あとからその本を手にとって、そのページのとらをなでてくれる子がいました。私も思わずその子をなでました。
みんなが優しい気持ちで過ごせる寅年になるといいなぁと思います。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈