読みきかせだより(年中・年長) 11
2021年11月24日
(11/17、18、19活動記録より)
いつもよりもうんと重そうな手提げ袋には、ぴかぴかのみかんがいっぱい!晩秋の勝愛の風物詩です。
小さいだるまちゃんとてんぐちゃんの物語は、もう三世代、いえ、四世代に渡って楽しまれているかもしれません。1967年初版、かこさとしさんの代表作「だるまちゃんとてんぐちゃん」。かこさんの絵本のお楽しみでもある、たくさんのものが並べられる場面、ひつひとつのアイテムが実に誠実に描かれていて、何度見てもひきこまれます。「この絵本持っとる!」という子も何人かいましたが、今回は大型絵本で見ましたので、通常サイズでは気づかなかったことに気づいたり、みんなでわいわい発見を言い合ったりして、おもしろかったようです。
てんぐの呪文の手遊び歌から、紙芝居「てんぐのはなくらべ」へ。2018年に改訂新版としてでているのですが、初版は1966年です。いばってばかりの赤てんぐといばられてばかりの青てんぐのおはなし。呪文とともにぐんぐんのびていく鼻、その場面の絵が、紙芝居の抜きの効果で、一層おもしろく、リアルに見えたようです。絵のタッチは今の子どもたち好みではないのかもしれませんが、おはなしのおもしろさはみんなを確実にひきつけていました。
だるまやてんぐは、いわば日本ならではのキャラクタ-、令和の子どもたちにも、伝えていきたいです。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈