読みきかせだより(年少) 5
2021年10月12日
(10/5、6、7活動記録より)
日中の暑さはまだ残りますが、景色はすっかり秋めいてきました。土の中では、野菜がおいしく育つ頃でもあります。今週は、収穫や食べることを、楽しく実感できるような絵本やお話を読みました。
まず始めに、手袋を使って「おおきなかぶ」のお話をしました。白い手袋に、登場人物の人形を張り付けながらお話をします。「うんとこしょ。どっこいしょ」に合わせて、一緒に動いている子もいました。お話を知っている子は、「○○をよぼう!」と、次へとお話を進める役になってくれました。
次に「おやさいさん」を大型絵本で楽しみました。「やさいさんやさいさん、だあれ?」縦に開く仕掛けをめくると、土の中から野菜が勢いよく飛び出してきます。大型絵本ならではの迫力に、「おっきい!」と子どもたちも目を丸くしていました。さつまいもやジャガイモ、カブ、ゴボウ・・・野菜の名前も予想以上にスラスラ答えていました。モグラやミミズが出てくるページは、特にうれしそうでした。
9月に読んで、子どもたちに好評だった「もったいないばあさん」の絵本。今週はその続編「もったいないばあさんのいただきます」を読みました。絵本には、野菜も嫌い、ごはんもきらい!という女の子が出てきます。その場面を見て、「ぼくは、ニンジンもピーマンも食べれる!」と一人の子が言うと、他の子も「野菜もぴっかぴかに食べるもん」「ごはんもパンもおいしいのに何で食べんの?」と、次々に思ったことを言い始めました。話を聞いていると、多くの子が野菜もご飯も、何でもしっかり食べているようで感心しました。
読みきかせ教室 年少担当
永井直美 黒木裕恵