読みきかせだより(年中・年長) 3
2021年6月16日
(6/9、10、11活動記録より)
麦秋から田植時へ。空や山が、水をはった田んぼに映ってきらきらゆれる様子を見るのが、子どもの頃から好きです。
田起しから、田植え、稲が育ち、収穫、恵みをいただくまで、米作りがシートにまとめてあるものがあったので、まずそれを見ながら子どもたちといろいろ話してみました。
「おじいちゃんがやってる!」という女の子は自分も田んぼに入ったことがあるそうで、そのひんやりぐにゅっとした感触を、嬉しそうに教えてくれました。他にも「幼稚園にくる途中見る!」という子、農作業の機械や車に興味津々の子、「おにぎりは大好き!」という子、いろいろな声が飛び交いました。
絵本「たんぼのぎょうれつ」は、田起しをしているトラクターの後ろに、様々な鳥たちが集まり、行列となっている様子がシンプルに描かれています。田んぼから出てくるそれぞれのごちそうをついばんでいるのです。細かくみると、カラスがミミズをとりあっていたり、サギがカエルをくわえていたり、ちょっとびっくり!当たり前になっている近くの風景を少しゆっくりじっくり見てみると、まだまだたくさんの発見ができそうです。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈