読みきかせだより(年中・年長) 2
2021年5月21日
(5/14、19、20活動記録より)
平年より3週間ほども早く梅雨入りし、蒸し暑さも感じるようになりました。コロナに限らず体調を崩しやすい季節です。おはなしを楽しく届けることはもちろんですが、子どもたちのちょっとした変化を見落とさないよう接していきたいと思います。
今回みんなと特に楽しみたかったのは、ハンカチを使ってのおはなし遊び。こどもたちにとって身近な持ち物のひとつであるハンカチが、山、ひげ、たけのこ、急須、ねずみ、大根・・・おはなしとともにどんどん変身していきます。ハンカチがあらわしているものと、自分が知っているものの情報がすっと結びついた子は、「うわ~すごい!」と大喜び。ぐぐっとハンカチに近づいて、「もう1回やってみて!」。自らの目で、今一度確かめたい気持ち満々です。再度やってみると、1回目ではピンときていなかった子も「あぁ、そういうことか!」という表情に。見立てのおもしろさが少しわかったようです。自分のハンカチを取り出して、見よう見まねでやってみようとする子も出てきました。
想像する力は、生きる上で必ず大きな支えになります。おはなしを楽しむことで、その力が自然に培っていけるのではないかと思っています。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈