読みきかせだより(年中・年長) 21
2021年2月26日
(2/17、19、25活動記録より)
椿祭りにあわせて、今年もぐっと冷え込みました。年長さんは寒風にも負けず松山城に登り「お城がかっこよかった」「鉄砲を撃つ場所があった」「山の上からくるりんが見えた」等々、たくさん話してくれました。またひとつ思い出を胸に、卒園の日が近づいてきます。
読みきかせにおいても、積み重ねてきた成果を感じるようになりました。年長さんのみならず年中さんもです。おはなしをはじめるとどの子もまるでおはなしスイッチが入るかのようにすっと切り替わり、その世界を旅してくれます。
紙芝居「たべられたやまんば」は16場面(紙芝居の枚数)と、大人でも見応えのある長さですが、みんな最後まで集中して見ました。「”三枚のおふだ”だ!」と気がついた子もいました。紙芝居版は、松谷みよ子さんの文と二俣英五郎さんの絵で、ダイナミックかつあたたかい雰囲気に仕上げてあります。
「3」という数はおはなしの世界ではとても魅力的。3回の繰り返しで筋が展開していくものが多々あります。今回大型絵本で読んだ「三びきのやぎのがらがらどん」もそうです。読みきかせ教室でもそういったおはなしにたくさん出会ってきたみんなは、そのおもしろさを無意識にもわかっていて、存分に楽しめます。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈