読みきかせだより(年中・年長) 3
2020年6月24日
(6/17、18、19活動記録より)
6月も後半です。しっとり美しい紫陽花、水をたたえる田んぼ、じめじめは苦手ですが、この季節の風景は大好きです。子どもたちにとっては、かたつむりやかえるなどの小さな生きものたちが、雨を少し楽しく感じさせてくれるのかもしれません。「♪でーんでん・・」「♪かーえーるーの・・」など、私が歌い始めると、みんなも自然に歌声を重ねてひとつになっていきます。その声にあわせて、おたまじゃくしからかえるへと変化していくしかけ絵本をみせると、みんなさらに気持ちを向けてくれました。当然自分で動かしてみたい意欲がわく子も多く、ワークの後、実際手にとってチャレンジもさせてみました。まず仕組みが知りたいという男の子もいました。5才の心にしっかりと芽生えている探究心に、感心します。
「999ひきのきょうだい」のかえるのおはなしは、シリーズで出ているので、知っている子も多いです。その2作目の「999ひきのきょうだいのおひっこし」を、大型絵本で楽しみました。とんびに捕まり、かえる家族が連なって空へと飛んでいくシーン、とんびに放されて空から池へと次々落ちていくシーンなど、大型だからこそより伝わるスケール感があってとても楽しかったようです。
読みきかせを通して、雨もなかなかおもしろいなと、みんなが少しでも感じられたなら、嬉しく思います。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈