読みきかせだより(年中・年長) 108
2020年2月12日
(1/30、31、2/5活動記録より)
こどもたちにとって、おもちは、冬を代表する食べ物かもしれません。「何つけて食べるのが好き?」とたずねると、「きなこ!」「あんこ!」「のり!」中には「大根おろし!」というオトナな声も。
わらべうた「もちっこやいて」で、みんなの好きなものをどんどんつけて、おもちをほおばり、絵本「おもち」をゆっくりと開きます。火鉢でじりじりと焼かれるおもち。少しずつ焦げ目がついてきて、ふくらんで・・・という過程が、それはそれは丁寧に描かれています。「あみのあとがついとる」「あつあつ~!」等の声。確かに、温度まで伝わってきそうです。
「おもちおばけ」という同じタイトルの作品が、絵本にも、紙芝居にもありましたので、続けて読んでみました。絵本の方はほのぼのとした創作話。紙芝居の方は昔話風で、こちらの方が、ちょっとドキドキの度合いが大きいかもしれません。年中さん大丈夫かなと思いましたが、ハラハラしながらもじゅうぶん楽しめたようです。
おしゃべりも身動きもせず、みんなが聴き入っている様子に、おばけ話の持つ力と、ひとりひとりの成長を感じました。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈 大野裕香