読みきかせだより(年中・年長) 103
2019年11月27日
(11/20、21、22活動記録より)
秋が駆け足で進みました。山々や、街路樹の、赤や黄色が、青空に映えます。
紙芝居「おちゃわんやまのごちそう」は、秋の山が舞台となったちょっと不思議なおはなし。最後、おじいさんが家の扉をあけると、目の前の山が一面あざやかな紅葉に包まれている、という場面がとても美しいです。「もう1回あそこを見たいから、紙芝居を並べてみせて。」という子がいました。とても意欲的だったので、普段はしないのですが、紙芝居の舞台から紙芝居本体を取り出し、床に並べてみました。最後の場面の色は本当に美しいことや、全体的に秋のトーンで描かれていることなど、子どもたちとともに改めて発見しました。また、そこから「公園の木も、今、こんな色になっとる。」とか、「黄色はイチョウよ。」とか、自分たちの日常へと思いがつながり、いろいろと話を聞かせてくれました。こんな広がりがとても嬉しいです。今日の帰り道は、これまで以上に、色づいた木々が目に入るかもしれません。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈 大野裕香