読みきかせだより(年中・年長) 98
2019年9月18日
(9/11、12、13活動記録より)
真夏を思わせるような暑さですが、夜、空を見上げると明るい光を放つお月さま。今年は13日金曜が中秋の名月でした。この時期に、お月さまの出てくるおはなしを、毎年いくつか届けていますが、今年はじめて読んだのが、絵本「ぽっかりつきがでましたら」。お月さまがぽっかり夜空にあらわれると、ぽっかりカバがあらわれたり、トマトがあらわれたり、かぼちゃがあらわれたり・・・。内田麟太郎さんならではのナンセンスファンタジーです。言葉のリズムも心地よく、こどもたちは、予想以上に喜びました。理屈ではないのだなぁと実感します。渡辺有一さんが描くお月さまの微妙な色合いの変化や、まあるい表情も魅力的です。
ぽっかりうかんでくるものを、他にもなにか想像してみたいなぁと思い、私が「ぽっかり、ママも、でるでしょう。」と言うと、みんな更に大喜び!その後、ぽっかり出てきたらおもしろそうなものを、たくさん出し合って楽しみました。おうちでも、実際のお月さまをみあげながら、いろいろな想像を巡らせてくれるといいなぁと思います。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈 大野裕香