2019年7月12日

（7/10、11活動記録より）
梅雨の合間にのぞく空は、もう夏色になりました。読みきかせ教室は一足早く夏休みに入ります。それぞれのペースで、絵本に親しみ、おはなしの世界に浸るおもしろさを感じられた一学期になったと思います。
今週は、夏が感じられる作品を絵本、紙芝居、新作、旧作、いろいろ用意していました。「ひまわり」は、ひまわりの種が成長していく様子を、力強い絵と「どんどこどんどこ・・」という言葉の繰り返しで表している絵本です。一回目は私が読み、二回目はみんなで読もうと、群読を楽しみました。年中さんも年長さんも表情たっぷりに声が出せて、それだけでも十分楽しかったのですが、水曜年長班の回は更に発展しました。男の子ふたりが、いきなりだんごむしのように体をまるめ、その状態で、「もう一回読んで！」と、私に言うのです。そう！どんどこどんどこ、ひまわりが大きくなっていく様子を、自らの体で表現してくれたのです！ふたりの楽しそうな姿を見て、他の子どもたちもすぐに真似をしはじめ、お部屋には、最高の笑顔ひまわりが、たくさん咲きました。クラスも性別も関係ありません。「僕は読む！」と声を出す方に専念した子もいます。自由でのびのび、でもまとまっている、読みきかせ教室ならではの一体感かもしれないなぁと嬉しくなりました。
二学期もこんな時間を子どもたちとたくさん紡ぎたいです。今後ともどうぞよろしくお願いします。
読みきかせ教室　年中・年長担当
二宮美奈　大野裕香