読みきかせだより(年中・年長) 95
2019年6月26日
(6/19、20、21活動記録より)
梅雨入りしないまま、6月も3週目を終えました。どちらかというとマイナスイメージが強い雨ですが、ここまで梅雨入りがおくれるとなんだか恋しくなってきます。
絵本「もくもくやかん」は、日照り続きのある日、やかんやポットたちが集まって、壮大な湯沸かし作戦で、雨を降らせるというもの。やかんたちが体操で体をほぐしたり、独特の方法で雨雲をつくったりする様子が楽しくて、みんなも真似をしたり、「もう1回読もう!」と言ったり、大人気になりました。作者は「だるまさんが」の、かがくいひろしさんです。
紙芝居「かたつむりさんこんにちは」は、男の子とかたつむりの会話を通して、かたつむりの生態がよくわかる作品になっています。かたつむりには、細かい歯がたくさんあること、オスとメスの区別がないこと、天敵はマイマイカブリやホタルの幼虫、等々、私もしらないことがたくさんあって、こどもたちと共に驚いたり感心したりしました。生きもの好きの男の子の中には、紙芝居に出てこない知識も既に蓄えている子がいて、いろいろ教えてくれました。それぞれに、好きなジャンル、得意なジャンルを持っているようです。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈 大野裕香