読みきかせだより(年中・年長) 81
2018年6月27日
(6/20、21、22活動記録より)
6月も半ばになり、いよいよ雨の季節本番です。雨の日の子どもたちは、外で体が動かせない分、エネルギーがありあまっているのでしょう、いつも以上にアクティブで、おはなしを聴く体勢になるまでに、少し時間がかかります。それでも、絵本を開き、ゆっくり語りはじめるとすーっと静かに、お部屋の空気感もおだやかに変わってきます。おはなしと、子どもたちの持つ力を感じ、よかった、今日もいい時間を過ごせそうだと、ほっとする時です。
6月は、雨の日も楽しくなりそうな作品をいくつも紹介しています。リズミカルな雨降りの音が楽しい絵本「ぴっつんつん」、生態もさりげなく教えてくれる紙芝居「アマガエルまめた」、999匹のかえるの兄弟たちが主役の人気シリーズから、お引っ越し編を、大型絵本で。かえる大好きな男の子たちは、特に興味津々でした。
「雨好き?」とこどもたちに聞くと、「きらーい!」の声に混じり、ひとりの女の子が、「好き!水たまり歩く!」と言いました。それをきっかけに、「かえるがでてくる!」「かたつむりも!」「虹も!」「音が好き!」などなど、雨の好きなところを、みんなでたくさん見つけることができました。嬉しかったです。
読みきかせ教室 年中・年長担当
二宮美奈 大野裕香